医療機関でのワキガ治療 治療法とその費用

ワキガ治療方法はいくつかありますが、保険適用になるかどうかは皮膚科・美容外科の医師の診断によります。まず、治療方法が保険適用かどうかという前に、受診する医療機関が保険適用の診療を行っていることが大前提になります。

美容皮膚科・美容外科によっては保険診療を行っていない医療機関もあります。そして、医師がワキガであると診断し、保険適用となる手術方法を行う場合のみ、保険が適用されます。

保険適用が認められている手術の代表的なものは、剪除法で、ボトックス注射やレーザー治療、電気凝固法などのその他の治療方法の多くは自由診療となり、料金が高額になります。

では、具体的には皮膚科・美容外科で行うワキガの治療方法はどのようなものがあるのでしょうか。

ボトックス注射は、美容医療ではしわ治療の施術として知られていますが、ワキガ治療にも使われます。エクリン腺から分泌される汗を減少させる効果があるので、主に多汗症の人に適しています。重度の多汗症と認められれば保険が適用されます。ただし、強い臭いを発するワキガにはあまり効果はありません。料金は3万円くらいからで、効果は半年くらい持続します。

レーザー治療はレーザーでアポクリン腺とエクリン腺を破壊し、臭いの元を断ちます。傷跡が目立たなく、ダウンタイムも短いのがメリットです。ですが、すべての汗腺を破壊することは容易ではなく、除去するわけではないため、再発するリスクがあります。また、重度のワキガには効果がない場合があります。料金は15万円から30万円と高額です。

電気凝固法は、わき毛が生えている毛穴に細い電極針を刺し、高周波電流を流すことで、皮脂腺やアポクリン腺を破壊する治療法です。永久脱毛の施術としても知られているので、脱毛効果もあります。ただしエクリン腺を破壊することはできないため、多汗症の人にはおすすめできません。

ワキガに関しては、軽度の症状なら効果を実感できますが、重度の場合は他の治療方法を選択する人が多いようです。料金は10万円くらいかかります。

最後は手術ですが、手術には直視下手術法と非直視下手術法があります。直視下手術法は、医師が目で確認しながら手術を行い、非直視下手術法では、医師が目で確認することなく、機械を操作することで手術を行います。直視下手術法には、剪除法と切除法があります。剪除法はわきの皮膚を切開し、アポクリン腺を一つ一つ丁寧に取り除きます。

切除法は、わき毛が生えている皮膚を切除します。両方とも重度のわきがに適していて、自由診療の場合は料金は30万円くらいかかりますが、保険が適用されれば4万円から5万円くらいで手術を受けることができます。

非直視下手術法では、皮下組織削除法や超音波吸引法などがあります。皮下組織削除法は、専用の機器を使用し、皮膚の裏側にある組織をアポクリン腺も含めて削り取る施術で、15万円くらいかかります。

超音波吸引法は、超音波によってアポクリン腺を破壊しながら吸引する施術で、手術料金は18万円くらいです。
以上のようにワキガの治療方法は様々あるので、症状の程度や費用などを考慮して選ぶようにしましょう。